入れ歯(義歯)

入れ歯とは

入れ歯治療とは入れ歯は失った歯を補う治療法で、義歯とも呼ばれています。1本から複数本の歯を失った場合には部分入れ歯で治療を行い、すべての歯を失った場合には総入れ歯になります。最近では、金属を使わずさらに目立たない入れ歯装置がでてきました。
10代や20代さらには芸能人でも目立たない入れ歯を利用している方が増えてきています。

総入れ歯と部分入れ歯

総入れ歯

すべての歯を失った際に作るのが総入れ歯です。歯の代わりになる人工の歯が床という土台に植わっており、床の正面から見える部分は、歯茎と似た色になっています。床が粘膜に吸着して維持されます。

保険適用ではレジンという歯科用プラスチックでできた人工歯と床を使用します。保険適用外の場合でも、セラミックの人工歯や金属床など機能性や審美性の高い素材を選ぶこともできます。

部分入れ歯

1本から複数本の歯を失った場合に作るのが部分入れ歯です。残っている歯が1本だけでも対応可能なケースがあります。歯の代わりになる人工の歯、歯茎に似た色の床、そして残された歯にかけて固定するためのクラスプという金属のバネで構成されています。

保険適用では、レジンという歯科用プラスチックでできた人工歯と床に金属のクラスプ(バネ)になります。保険適用外の場合には、白くて目立たないクラスプを使ったものや、クラスプを使わない自然な見た目のノンクラスプデンチャーも選ぶこともできます

入れ歯が合わなくてお悩みの方へ

入れ歯が合わなくて悩みの方へ入れ歯が合わない・ゆるむ・噛みにくい・当たって痛い・ズレる・外れるなどのお悩みがある場合、日常生活に大きな悪影響を与えます。
当院では、技工士との連携で丁寧な調整を行っておりますので、会話や食事を楽しむためにもお悩みがありましたら早めにご相談ください。

入れ歯に代わる治療

より自然な回復をご希望されている方、入れ歯に抵抗を感じる方に、当院ではインプラント治療をご提案しています。インプラント治療は、失った歯の代わりになる人工歯根を顎の骨に埋入して人工歯を装着します。外科手術が必要ですが、ご自分の歯を取り戻したような見た目や機能の回復が可能で、入れ歯のように残された歯への負担も生じません。ただし、ほとんどの場合、インプラント治療は保険適用外となりますので、費用は高くなってしまいます。
当院では特に、見た目や機能性の高さに加え、安全性が高く、長期間お使いいただけるインプラント治療をお勧めしており、他院では難しいとされる難症例の治療経験も多く、幅広いインプラント治療が可能です。無料カウンセリングを行っておりますので、興味のある方は一度いらしてください。

入れ歯治療の流れ

カウンセリング

必要な検査を行って診断し、治療法についての話とお見積り書をお出しします。

模型作製のための歯型採取、口腔内写真・レントゲンなどの撮影を行って、歯科医師が診断し、必要な治療の方法や治療期間についてご説明します。
入れ歯でも様々な治療法や素材がありますので、メリット・デメリットや費用をしっかりお伝えした上で、患者様に治療法をお選びいただいています。

治療開始

ご希望の素材や治療法で入れ歯を作成していきます。

噛み合わせの調整

微妙な調整を行って正しい噛み合わせを回復させます。必要に応じて調整を複数回行うこともあります。はじめての入れ歯をお作りになる場合には、付け外し、会話、食事などで不具合を起こしやすいため、特に慎重な調整が重要です。

完成

入れ歯は、顎や細かい筋肉の動きによる影響も受けやすいため、完成後であっても違和感があったら調整にいらしていただくことで快適にお使いいただけます。

入れ歯でよくある問題

入れ歯でよくある問題入れ歯はちょっとしたことで合わなくなることがあり、こまめな調整が必要です。それを怠ってしまうと痛みを生じるようになり、つい外す時間が長くなってしまいます。装着している時間が短くなると、より入れ歯は合わなくなっていきます。
歯槽骨は支える歯を失ってしまうと噛む刺激を受けなくなるため、次第に痩せて吸収されていきます。歯槽骨が減ることも入れ歯が合わなくなる大きな原因です。そして歯槽骨が減っていくと口元にシワが出て皮膚がたるみ、老けた印象につながります。入れ歯を外してしまうと、口元のシワや皮膚のたるみはより大きくなります。
また、合わない入れ歯でうまく噛めなくなり、噛まなくていいものばかり食べるようになるのも大きな問題です。唾液の減少や消化への負担、栄養の偏りなどによって全身の健康に影響を与えますし、よく噛むことは脳への血流を促進するため、噛まなくなると脳への血流も減ってしまいます。